何年も前に見送った人が、夢のなかでもう一度息を引き取る。目が覚めたとき、あの日の悲しみがそのまま戻ってきたようで、胸が苦しくなった方もいるでしょう。
「どうして二度も別れなければいけないの」「何か悪いことの前触れでは」と不安になるのは当然です。けれど夢占いでは、この夢を新たな不幸の予知とは考えません。
むしろ、心がお別れをやり直し、区切りをつけようとしているサインとして読みます。
この記事では、夢日記15年分・3,000夢超を記録してきた私、夢乃さちが、亡くなった人がまた亡くなる夢の意味を「見送り方」「そのときの感情」「誰と見送ったか」から読み解きます。見たあとの心の整え方もあわせてお伝えしますね。
亡くなった人がまた亡くなる夢の基本的な意味

亡くなった人の夢全般は、故人への思いや、その人に象徴される価値観を映すものとされています。そのなかで「また亡くなる」夢は、別れの場面がもう一度繰り返されること自体に意味があるのが特徴です。
まず知っておいてほしいのは、この夢は誰かの死を予知するものではないということ。夢に出てきた故人も、あなたの心が描いた象徴であり、その人の本心をそのまま伝えるものではありません。
亡くなった人がまた亡くなる夢が象徴するもの
この夢が象徴するのは「二度目の別れ」です。実際の死別のときは、手続きや弔問の対応に追われて、ゆっくり悲しむ余裕がなかった方も多いはず。
心はその取りこぼしたお別れを、夢のなかでやり直そうとします。
また、悲しみには波があり、最後に「もういないのだ」と静かに受け入れる段階が訪れると考えられています。また亡くなる夢は、その最終段階に入ったことを示す場合が多いのです。
苦しい夢に見えて、実は心の回復が進んでいる証とも読めるでしょう。
【スポンサードリンク】吉夢か警告夢かの見分け方
見送ったあとに静けさや安堵が残ったなら吉夢です。心の区切りがつき、悲しみを抱えたままでも前へ進める状態になったと考えられます。
反対に、目覚めても息苦しさが続く、何度も同じ場面を繰り返すという場合は、警告夢の側面があります。後悔や自責の念が心に残っていて、休息が足りていないことへの注意喚起です。
不吉な出来事の知らせではないので、まず自分を労わることを優先してください。
もうひとつの目安は、亡くなってからの年月です。亡くなって数か月以内なら、心が別れの事実を何度も確かめている段階と考えられます。
一方で七回忌を過ぎた頃に見たなら、ずっと胸の奥にしまっていた悲しみに、ようやく向き合える余裕ができたというサインでしょう。どちらも自然な心の動きなので、見た時期を責める必要はありません。
パターン別|亡くなった人がまた亡くなる夢の意味

ここからは、夢の場面ごとに意味を読み分けていきます。どんなふうに見送ったか、そのとき何を感じたかを思い出しながら読み進めてみてください。
見送り方別の意味
もう一度お葬式をする夢
喪服を着て、同じ斎場で、同じ遺影の前にもう一度座る。お葬式をやり直す夢は、実際の葬儀で十分にお別れができなかったという心残りのあらわれです。
「喪主の挨拶で頭がいっぱいで、顔をちゃんと見られなかった」という人によく見られます。
夢のなかで最後まで式を終えられたなら、心のなかのお別れが完了したサインと考えられます。目覚めたら、故人の好きだった花を一輪飾り、改めて手を合わせる時間をつくってみてください。
病院で看取り直す夢
病室のベッドの横で手を握り、もう一度最期を見届ける夢は、「間に合わなかった」「そばにいてあげられなかった」という後悔を心が癒そうとしているサインです。
夢のなかで「ありがとう」と伝えられたなら、その後悔はもう手放してよいという心からの許可と受け取れるでしょう。言葉が出なかった場合は、目覚めてから声に出して伝えてみてください。
言えなかった言葉を口にするだけで、胸のつかえが軽くなることがあります。
知らせだけを受け取る夢
電話で「亡くなりました」とだけ告げられる、遠くから訃報を聞く。最期に立ち会わず知らせだけを受け取る夢は、あなたが故人との思い出から少し距離を置こうとしているサインです。
冷たいことではなく、悲しみを抱えたまま日常に戻る準備ができてきた証でしょう。仕事や家事に集中できる時間が増えているなら、それは自然な回復の流れです。
罪悪感を持たず、今の生活を大切にしてください。
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声をあげて泣く夢
実際の葬儀では涙が出なかったのに、夢のなかでは子どものように泣きじゃくる。この夢は、張りつめていた心がようやく緩み、悲しみを外に出せるようになった浄化の吉夢です。
「しっかりしなければ」と気を張り続けてきた長男や長女、喪主を務めた人によく見られます。目覚めて目元が濡れていたら、それは心が軽くなった証拠かもしれません。
その日は無理に予定を入れず、温かい飲み物でひと息つきましょう。
冷静に見送る夢
涙は出ず、「ああ、本当にお別れなんだな」と静かに見送る夢は、悲しみが最終段階に入り、故人の死を受け入れられたサインです。悲しくないのではなく、悲しみを抱えたまま立っていられる強さが育っていると考えられます。
この夢のあとは、遺品整理や部屋の片づけなど、ずっと手をつけられなかったことに向き合いやすくなるでしょう。ただし急ぐ必要はありません。
引き出し1つ分からでも十分です。
引き止めようとして焦る夢
「待って、行かないで」と必死に呼び止める、救急車を呼ぼうとしてスマホが繋がらない。焦りに満ちた夢は、別れをまだ受け入れたくない気持ちと、受け入れなければという気持ちがせめぎ合っているサインです。
また、現実で「失いたくない」と思っている別のもの、たとえば仕事のポジションや人間関係への不安が重なっている場合もあります。今何を手放したくないのかを書き出すと、焦りの正体が見えてくるでしょう。
誰と見送ったか別の意味
ひとりで見送る夢
誰もいない部屋で、あなたひとりが故人を見送る夢は、悲しみを一人で抱え込んでいるサインです。「家族の前では明るくしていなければ」と気持ちを隠していないでしょうか。
一方で、静かに一対一のお別れができたなら、誰にも邪魔されずに故人と向き合いたかった気持ちが満たされたとも読めます。苦しさが残ったなら、信頼できる人に「最近こんな夢を見て」と話してみてください。
家族や親戚と見送る夢
兄弟や親戚と並んで故人を見送る夢は、悲しみを分かち合える関係が整っていることを示す吉夢です。相続や法要の段取りで家族の間にぎくしゃくした空気があった場合は、関係が修復に向かうサインとも考えられます。
夢のなかで誰かと手を取り合っていたなら、その人が現実でもあなたの支えになってくれるでしょう。次の法事や集まりで、故人の思い出話をする時間を持つのがおすすめです。
故人が自分から旅立っていく夢
故人が「もう行くね」と微笑んで、光のほうへ歩いていく。自分の意思で旅立っていく夢は、心のなかでお別れが穏やかに完了したことを示す、とても良い夢です。
この場面を「故人が安心して旅立った知らせ」と受け取る人もいます。夢占いでは、あなた自身が故人を見送る準備を整え、自分の人生へ戻っていく合図と読みます。
後ろ姿を見送れた自分を、どうか褒めてあげてください。
亡くなった人がまた亡くなる夢が暗示する運勢

恋愛運への暗示
恋愛運では、過去の恋にきちんと区切りがつく暗示があります。忘れられなかった元恋人への気持ちが自然と薄れ、新しい出会いに目を向けられるようになるでしょう。
ただし焦って見送る夢だった場合は、手放したくない関係に執着している可能性も。相手との今の距離感を冷静に見つめてみてください。
仕事運への暗示
仕事運では、ひとつの役割やプロジェクトが終わりを迎え、次の段階へ移る時期を示しています。異動や担当替えに寂しさを感じても、それは成長のための区切りです。
前の仕事で学んだことを書き出しておくと、新しい環境ですぐに生かせます。
【スポンサードリンク】金運への暗示
金運では、ずるずる続いていた出費を整理するのに良いタイミングです。使っていないサブスクや惰性で続けている習い事など、「やめどき」を見極めると家計が軽くなるでしょう。
遺産や大きなお金に関わる判断は夢に頼らず、家族や専門家と相談して決めてください。
亡くなった人がまた亡くなる夢を見たあとにすべきこと

まず、この夢は予知ではないと自分に言い聞かせてください。そのうえで、夢のなかで故人にかけた言葉、かけられなかった言葉を書き留めておきましょう。
次に、故人とのお別れを現実でもう一度丁寧に行ってみます。お墓参りに行く、仏壇に好物を供える、アルバムを開いて思い出を語るなど、形は何でもかまいません。
夢のなかのお別れと現実のお別れが重なると、心の区切りがより確かなものになります。
苦しい夢が何週間も続き、眠れない日が重なるときは、一人で抱えず身近な人や専門の相談窓口を頼ってください。二度目の別れの夢は、悲しみを乗り越えた先で、あなたが自分の人生を歩き出す準備ができたことを教えてくれているのです。
まとめ

最後に、亡くなった人がまた亡くなる夢の意味を振り返っておきましょう。
- 亡くなった人がまた亡くなる夢は、お別れのやり直しと心の区切りを示すサイン
- お葬式や看取りをやり直す夢は、実際の別れで残った心残りを癒そうとする心の動き
- 泣く夢は浄化、冷静に見送る夢は悲しみの最終段階に入った証
- 故人が自分から旅立っていく夢は、お別れが穏やかに完了したことを示す良い夢
- 夢の故人はあなたの心が描いた象徴であり、誰かの死を予知するものではない
二度目の別れは、一度目よりも少しだけ穏やかに迎えられるものです。その穏やかさこそが、あなたが悲しみと一緒に歩けるようになった証なのでしょう。
夢に出てきたのがお父さんやお母さんだった方は「亡くなった両親の夢」、おじいちゃんやおばあちゃんだった方は「亡くなった祖父母の夢」の記事も参考になります。故人の夢全体の意味やほかの状況別の診断は、親記事「亡くなった人の夢の意味」もあわせてご覧ください。



